※今回の記事は、自殺にまつわる内容があります。
 読み進めるかどうかを考えていただき、了承された方のみお進みください。



さいあくのうつになった話、が

「本格的な自殺をはかって強制入院に」というところで止まっている。

コチラ



わたしの人生、なんどか死のうとしたけれど、

今までは死ぬ気がそこまで本気じゃなかった気がする。



でもこのときの「本格的な自殺」はかなりの決意だった。

(薬のせいでそこまで追いつめられていたのもある)


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夜中に父親のクローゼットからネクタイを1本借りた。

それを持って、家の横にある納屋へ。

じぶんの首にネクタイを巻きつけ、梁にしっかりとくくりつけた。

踏み台にしていたものを蹴って、わたしの体はネクタイだけで吊り下がった。



キューっと首が絞まり、どんどん苦しくなる。

頭の中に色々な映像が流れて、死ぬ前の走馬灯はホントなんだと実感した。

失禁し、喉が締め上げられ、もうダメだと思った。



でも、ものすごく苦しくって、最後の力で暴れていたら助かってしまった。



もういちど試みる気にはなれなくて、ボロボロの姿で家に入った。

わたしの気配に気づいた妹が起きてきて、わたしのことを拭いてくれた。

妹にこんな姿を見せて、こんなことをさせて、

わたしはいったい何をしているんだろうと情けなくなった。



親も起きてきて、これはただ事じゃないということで

あちらこちらに電話をし、わたしの入院先が決められた。



これが、本格的な自殺の詳細。

このときが、わたしがいちばん死に近づいた時だと思う。



でも、これだけ死を望みながら、死に近づきながらもわたしは生き延びた。



そのときに、なんか思ってしまった。

わたしは死のうとしても死ねないんだなぁって。

あと、なんだかわからないけれど、何者かに守られているんだなぁとも感じた。



そう感じたことで、わたしはもう自分から死ぬのはやめようと決めた。

死のうとしたところで、どうせ死ねないのだから。



同じように苦しむなら、自殺に失敗して苦しむより、

ただただうつで苦しんでればいいやって。



そういうわけで、わたしは死なないことにした。




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