フラッシュバックとの戦い、対処法


ふと気づくと、過去のイヤな思い出が頭の中をグルグルしていませんか?

わたしは、これにずっと悩まされてきました。

でも、最近はすこしずつ改善されてきています。



そんな、わたしなりの対処法をまとめました。

残念ながら、一気に改善できる方法ではありません。

でも、すこしの成果が積み重なることで、ぐっとラクになります。

コツコツ対処し、うまく付き合えるようになりましょう。





過去のイヤな思い出=フラッシュバック


調子が悪いとき、気づくと昔のことを思い出しています。

それは99.9%、過去のイヤな思い出です。

いわゆるフラッシュバックですね。



イヤなことを思い出して、またイヤな気もちになって落ち込む。

「イヤの悪循環」のこの行動、気づくと始まっているので厄介です。



さらに、散々落ち込んだあげく、「イヤなことが起こったのは自分のせいだ」という結論に達していました。

(過去形なのは、少しずつ変わってきたからです)

この流れ、自己否定をどんどん強化していますね…。恐ろしい。



フラッシュバックが起こる理由


なぜ、このようなことになるのでしょうか。



それは、「過去のその場面で、適切な対応ができなかったから」なのかなと思っています。



わたしは、臨機応変な対応が苦手です。

想像もしないことが起きたとき、パニックになって固まります。

イヤなことが起きたときも同じです。

「え!?」というショックは受けるのですが、その場で反応ができません。



あとからジワジワと感情がやってきます。

「イヤな気もち」「悲しい」などの感情を感じるのが遅いのです。

感情に気づくのは、かなり時間が経ってからです。



気づいたときには、「今さら終わったことだ」と諦めていました。

自分の気もちや感情を無視して、フタをしてきました。



ですが、フタをしただけでは感情の処理はできていません。

少しずつ溜まっていった感情が、ちょっとしたきっかけで顔を出します。

体調の悪いときにイヤな過去を思い出す、など。



以上の仕組みで起こるのかな、と思っています。



フラッシュバックへの対処法


上記のように感じるようになってから、少しずつ対処しています。

対処方法は、簡単に説明すると次の3点。



  1. 「過去のイヤなことを思い出している」と気づいたら、現在の自分の体調がよくないことを自覚

  2. その上で余裕があれば、フタをした気もちと向き合う

  3. 当時の自分の気もちに寄り添って、当時の自分に声をかける
    (悲しかったね、つらかったね、など)


そうすることで、過去の出来事が消化されることが増えてきました。



とはいえ、この作業2と3はかなりキツイです。

フタをした気もちと向き合うのですから、過去のイヤな出来事と感情を思い出さなければいけません。

「過去の自分を癒す」というと響きはいいのですが、けっこう壮絶な作業です。

たいてい、思い出しながら号泣です。

その分、そこまでやるとスッキリしますが、「果たしてここまでやる必要があるのか?」とも思います。



しかも、わたしの過去のイヤな記憶は1つ2つではありません。

1つ対処したところで、次々とイヤな記憶がよみがえってきます。

これを1つ1つ対処したら、どれだけの年月がかかるのか。



そう考えると、無理に向き合わずにフタをしたままでもいいような気もします。


ツラいときは対処しない。まず気づくこと


ツラいのに、無理に対処する必要はありません。



ただ「過去の気もちが消化できていない」のを自覚するだけで、いいと思います。

対処の1つ目にもあるように、現在の調子がよくないと自覚することもです。



自分の調子を把握することで、はじめて何らかの対処ができるからです。

(「対処しない」と決めることも対処の1つです)

関連記事 >>> 双極性障害の回復には予防が重要。「混合状態の表」で調子を把握。



イヤな記憶を思い出しているなーと思ったら、まずはそれに気づけるように、

調子がよくないなーと思ったら、回復に努めるように、

これらができるだけでも、少しずつラクになります。



頭がグルグルしはじめたら、グルグルしてるなーと気づくのが最初の1歩です。

まずは、ここからです。


最後に


わたしも、まだまだイヤな思い出たちと戦っています。

でも、そのうち、うまく付き合っていけるようになるだろうと思っています。

そのつど、できる対処法を試してきた結果、わずかですが成果が見えているからです。

もう少し先は長そうですが、これからも日々コツコツでやっていきます。

フラッシュバックはツラいですが、できることをやっていきましょう。







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