回復とは完璧になることではない


わたしの夫はとても客観的です。

自分本位な親や家族に囲まれて育ったわたしにとって、最初は驚きでした。

(親や家族は、決して悪い人たちではないです。

 でも、悪気がない分、呪縛から逃れるのが大変でした)



夫は、自分の損得やエゴではなく、客観的な意見を言ってくれます。

そのおかげで、わたしの認知の歪みも少しずつ減ってきました。

現在のわたしのテーマの1つである、「自己愛」や「自己肯定感」を育てる力添えをしてくれています。



そのため、普段から夫にはさまざまなことを相談したり、聞いてもらっています。

そういった会話の中で、夫が言った言葉があります。



これは、わたしだけではなく「うつ」や発達障害で悩んでいる人にとって大切なことです。

ここを勘違いすると、回復が遠ざかるのではないかと思います。



良くなるというのは、

何でもできるようになる、完璧になるということではない。



なぜなら、特性を抱えている以上、うまくいかないことやつまずくことは今後も起こる。

そのとき、そのことに気づき、

適切に対応、対処できるようになることが大切だ。

そういう対応、対処のテクニックを身に付けることで、結果「良くなる」。




小さい頃から、他人と比べ自分にダメ出しをしてきました。

「みんなと同じように」
「失敗しないように」
「うまく」
「完璧に」

そういう思いから、

回復(良くなる)とは「ダメな状態を抜け出し、完璧な状態になること」だと勘違いしていました。

勘違いしているので、つまずくたびに「やっぱりダメだ」となってしまいます。

また、子どもの頃からのそういった思いが、うつになったりこじらせた原因でもあると思うのですが、そこに気づけないという罠…



夫が言うように、「何でもできる」や「完璧になる」はあり得ないのです。

まず、そのことを受け入れることが大切です。

これが結構大変です。

幼少期からずっと嫌っていた、ダメな自分を認めなくてはならないので。

でも、受け入れて初めて「じゃあどうしようか」「どう対処しようか」と考えることができます。



以前のわたしなら、夫の言葉に反発していたでしょう。

まず夫の言葉を受け入れられず、頑なに完璧を目指していたと思います。

この2年ほど、「うつを何とかする」「自分を何とかする」と決めてコツコツやってきたので、ようやく夫が言わんとすることが理解できました。



今回の、夫からの言葉。

常に忘れないように、頭に入れておきたいと思います。







それと。

自分を認めないことには、いつまで経っても本当の回復には繋がらないのだなぁとしみじみ思います。

「自己愛」や「自己肯定感」を育て直すことは、簡単ではありません。

ひたすら、自分と向き合い、考え方の訂正作業です。

ときにはトラウマと対峙することにもなりますし、とても時間が掛かります。



けれども、コツコツ意識することで少しずつ良くなっている実感があります。

その結果は、数ヶ月、あるいは年単位でしか見えません。

これを聞くと、やる気がなくなるかもしれませんね。

わたしも以前はそうでした。

でも、「何年かかっても、これをやるしかない」と腹を括ったのでコツコツやっています。

今では、とてもやりがいのある作業だと思っています。







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